ブローチ

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「石川県って、うさぎなの?」
私のうさぎブローチを見たお客様が尋ねました。
石川の物産展の会場でのことです。
「あっちの店でも、こっちの店でもうさぎがあるわよ。(お客様)」とのことでした。
その時は、偶々だったのかもしれませんが、石川県とうさぎ、そう言えば・・・。

石川県とうさぎのお話し①。

藩政時代、大聖寺藩の優しい役人が傷ついた白うさぎを助けてやりました。大雨が降り続き被害が心配された折、そのうさぎが現れて雨が止み、月が出たそうです。その年は豊作に恵まれました。それ以来、月を呼ぶ、転じて「運(ツキ)」を招く月うさぎと呼ばれるようになったそうです。
心温まるお話しです。もともと愛らしいモチーフなので作る方は多いですが、それもあって石川県はうさぎが多いのかな。☺️

来年の干支。来月頃からいろんなうさぎが、いろんな場所で出没しそうです。

こちらの花うさぎは、阪急・うめだ本店「日本の職人展」でご覧いただけます。
お時間ございましたら、お立ち寄りください。

第23回 日本の職人展
~笑みがこぼれる、手技の共演~
◎11月9日(水)~14日(月)
◎9階 催場
※催し最終日は午後6時終了

2022.10.07

ハロウィン

最近、街中でハロウィンのグッズやお菓子を目にするようになりました。ハロウィンぽいかなと、2つのブローチのご紹介です。

左は、「蝙蝠(こうもり)」です。着物や、帯の柄でたまに目にしますが、バットマンを想像されるお客様も多いようです。中国から伝わった吉祥文様の一つです。中国では蝙蝠の「蝠」が「福」と同じ発音をするため吉祥文様とされました。

右は、「伸びる猫」です。猫のこのポーズがかわいいので、形にしました。☺️

そろそろ、こちらの季節になります。☺️

きのこのお話し。

きのこは、最大50の言語で意思疎通すると、ある科学者が発表したそうです。

人間の言語に似た構造でコミュニケーションをとっている可能性があり、西イングランド大学のコンピューティング研究所のアンドリュー・アダマツキー教授は、4種類の菌類(きのこ)が発生する電気スパイクのパターンを分析し、調査を行ったとのこと。
意思疎通しているのかな。😊

写真のきのこブローチは金属で、象嵌、毛彫り、銅の煮色着色(煮色着色とは、銅合金の表面の化成処理方法の一つ。銅および様々な銅合金を薬液の中で煮込むことにより、表面に酸化皮膜を形成させ耐候性を付け、独特な発色の表面に仕上げることです。)で作りました。

本日2日目、開催中の東武百貨店船橋店「北陸物産展」でご覧いただけます。

東武百貨店船橋店4階イベントスペース

20日(火)まで。

午前10時30分〜午後7時 最終日6時閉場

明日から、東武百貨店船橋店で「北陸物産展」が開催されます。北陸の厳選された美味と技の催事です。

写真は今回出品します、ペリドットふくろう(不苦労)ブローチです。ペリドットの石言葉は、「幸せ・夫婦の愛・平和」です。夫婦やパートナー同士で身につけると、いつまでも仲の良い関係を保ち幸せになれるとも言われています。

また、「太陽の石」とも言われていることから、ポジティブの象徴、厄除けの効果があると期待できると、されています。

毛彫りと象嵌技法で製作しました。

明るい縁起物です。

お時間ございましたら、お立ち寄りください。

東武百貨店船橋店4階イベントスペース

9月15日(木)〜20日(火)

午前10時〜午後7時 (最終日6時閉場)

水玉リボンのブローチ。
赤銅(しゃくどう)という金と銅の合金のリボンに、象嵌で水玉模様を嵌め込みました。

真ん中の宝石は、アメジストですが、他の宝石を入れるのもいいかも。

赤銅は、煮色着色という技法で黒く発色させます。
金工を習い始めたころに、烏の濡れ羽色と教わりました。雨に濡れたカラスの青黒い色ですね。
上品で艶もあり、好きな金属です。
小さい女の子も大人の女性もリボン好きが多いので、ずっと着けられる大人リボンにしました。😊
こちらは、ただいま開催中の熊本市くまもと工芸会館でご覧いただけます。9月11日まで開催しています。

9月からは、作品をご覧いただける場所が増えますので、努めて製作しています。😅
準備ができましたら、またご案内させていただきます。よろしくお願い致します。☺️

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